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デザイン依頼書・指示書マニュアル|自動作成ツール付き【Excel/スプレッドシート付き】 

平出

平出

デザイン制作の外注化 依頼マニュアル

「なんか思ってたイメージと違う、、」
とデザイン制作を依頼した際に悩んだ経験はありませんか?

お互いに綿密にやり取りを行い、デザインのイメージも共有もしていたけどあがってきたデザインが全然イメージと違う、、

「なぜ起きるのでしょうか?」

自分自身も過去にデザインの制作を外注に委託したことがありますが「思っていたデザインと違う」と思い、結局自社でデザインすることもありました。

しかもこの「思ってたイメージと違う」と思うことは1回だけじゃなく何回もありました。

「なぜ打ち合わせを重ねてもイメージの違いが出来てしまうのか?」

納期間近の制作物で初稿のイメージが全然違うと恐怖で震え上がります、、
外注する際は大抵自社にリソースがない時なので余計に焦りが、、

自分以外にも同じことで頭を悩まされてる方もいるんじゃないかな?と思いこの記事を書くことにしました。

平出勇人
平出勇人

この記事を最後まで読むことでデザインの依頼で失敗を未然に防げるようになります。

【2025.11.27 追記】 「もっと簡単に依頼書を作りたい」という声にお応えして、ツールを大幅アップデートしました!

これまで配布していたテンプレートを改良し、項目を埋めるだけでデザイナーへの依頼メールが自動生成される「デザイン依頼書作成ツール(Excel/Googleスプレッドシート)」を配布してます。

  • 必須項目が色でわかるので、入力漏れを防ぐ
  • コピペでそのまま送れる「メール自動生成機能」付き

記事中のフォームからダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

以下に当てはまる方は是非ご活用下さい
  • よくデザインを外注さんにお願いしている方
  • これからデザイン制作を依頼しようと思っている方
  • デザイン依頼で一度失敗した経験がある方

それでは本編です。

目次

デザイン依頼書(指示書)とは?

デザイン依頼書(指示書)とは、制作の目的・ターゲット・納期・予算などをデザイナーに正確に伝えるための設計図のことです。

失敗しない依頼書に必要な必須項目リスト
  1. 基本情報(会社名、担当者、連絡先)
  2. 依頼概要(タイトル、制作物の種類、サイズ)
  3. スケジュール・予算(希望納期、予算感)
  4. デザイン要件(目的、ターゲット、トンマナ、参考URL)
  5. 素材・原稿(ロゴ、写真、テキストの有無)

デザインを依頼する際に確認すべき3つのポイント

まず大前提として、デザインの依頼で失敗しない為に一番と言っても過言ではない大事なポイントがあります。

それは、、

良いデザイナーを選ぶことです

「そんなこと当たり前じゃん」と思われる方もいるかと思いますが、意外とデザイナーさんの選定を出来ている人は少ないです。

よくあるデザイナーさんを探す方法の例としては以下が挙げられます。

  • クラウドワークス、ランサーズ等で募集して頼む
  • ココナラで出品されているサービスで実績がある人に頼む
  • 知り合いにちょうどデザイン会社やってる人がいるから頼む

その中でも失敗しない為に依頼する前に確認すべきポイントを紹介していきます。

費用

当たり前ですがデザイナー毎に料金は異なります。
そして結構ピンキリです。

チラシのデザイン1つとっても安い人は数千円と安いですし、逆に高い人は数十万とかかる場合もあります。

何を作るにしても自社での限られた予算があると思いますので予算内で制作可能なデザイナーさんにお願いしましょう。

もし予算が決まっていない場合はあらかじめいくらまでは使ってもいいと決めておいた方が良いです。

なぜかと言うとデザイナーさんの中には費用を公開していない方や50,000円〜と曖昧な金額表示をされてる方が多いからです。(前提条件や対応範囲で変わる為)

打ち合わせの際に「予算はいくらぐらいで考えてますか?」とほぼ間違いなく聞かれます。
その時に予算を決めていないとデザイナーさんが欲しい金額で提案されることが多いです。

ですが、あらかじめ「予算は◯万円です。」と伝えておくことでその予算内で制作できるように調整してくれます。

なので予算は最初に決めておきましょう。

ただし、予算は依頼するデザインの相場を調べて相場内の金額を提示するようにしましょう。

(例)
「チラシ デザイン相場」

またチラシ1つとってもデザイン料以外にかかる費用があることは把握しておくと後から予算オーバーになることを防ぐことができます。

参考までに以下が一般的にデザインの制作でかかる費用です。

一般的に掛かる費用
  • 企画・プランニング費
  • ディレクション費
  • デザイン費
  • 印刷費

デザイナーさんによって実績の公開NGだと追加料金であったり、元データをお渡しする場合は別途費用が掛かったりすることがあります。

よくある別途かかる費用
  • 元データの納品
  • 修正費
  • 実績の公開NG

制作実績

制作実績も依頼する前に確認は必須です。

実績を見て選定する基準は以下になります。

実績で見るべきポイント
  • 実績の中に自分のイメージと近いものがあるか?
  • 同じ業種の制作事例があるか?
  • 実績の数が多く経験豊富か?

「秘密保持の関係で〜」と言って実績を見せてこないor実績があまりにも少ない場合は要注意です。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は一番大切と言っても過言ではありません。

正直、良いデザイナーさんを見つけたら継続で依頼していきたいです。
制作物が発生してから都度探して、見積り取るのは大変なので、、

長期で関わることを前提とすると「コミュニケーション能力」はかかせません。

どんなにデザインスキルが高くても上手くコミニュケーションが取れないとストレスになり負担がかかってしまいます。

  • 依頼する前のやりとりの段階でやり取りしやすいか?
  • コミュニケーション能力に問題ないか?

など依頼前に気付けるポイントはいくつかありますので参考にしてみてください。

確認ポイント
  1. レスポンスの速さ
  2. やり取りの丁寧さ
  3. ちゃんとヒアリングしてくれてるか
  4. こだわりや癖が強くないか
  5. プライドが高すぎないか
  6. 最初にスケジュール感を提示してくれてるか

これらを依頼前に事前に確認することで、デザイナーさんの選定で失敗する確率を格段に減らすことが出来ます。

ただし、
良いデザイナーさんを選定できたとしても、依頼する際に最低限必要な準備が出来ていないとデザインで失敗するどころかデザイナーさんとのトラブルに発展してしまうことも少なくありません。

ここからは失敗しない為にデザインを依頼する前に依頼側が必ず用意しておくことをご紹介します。

実際にドックがデザインを依頼する際に使用している【依頼書テンプレ】もご用意しておりますので是非ご活用下さい。

デザイン指示書でこれだけは用意すべき必須項目

正しい依頼書がないとどんなに良いデザイナーに依頼しても、どれだけお金をかけても良いデザインは出来上がりません。

逆に依頼書がしっかり作られているだけで、良いデザインが出来上がるだけでなく、やり取りがスムーズになり、時間の短縮にも繋がります。

制作途中に色々と要件が変わるのはデザイナーさんにとってストレスになったり、工数が増えて料金が増える原因にもなりますのでしっかりと作っていきましょう。

依頼する際に最低限用意するもの

依頼書に最低限必要な情報はこちら

依頼する際に用意するもの
  • 会社名、担当者名
  • 依頼内容
  • 依頼背景
  • 納期
  • 納品形式
  • 予算
  • ラフ案(既にイメージがあれば)
  • テキスト原稿(あれば)
  • 素材の有無(ロゴ、写真)
  • デザインイメージの共有
  • その他(伝えておきたいこと)

「多っ!」って思われた方、、

安心してください。 「入力するだけの自動作成ツール」を用意しました!

項目を埋めるだけで、デザイナーに送るためのメール文面が自動的に完成します。

    デザイン依頼書テンプレート

    ご入力いただいたメールアドレス宛に、

    Excel・スプレッドシート形式のテンプレートをお送りします。



    よく失敗しがちな注意点

    過去に何回かあった、よくある失敗しがちな注意点がいくつかありますので紹介します。

    ダミーテキスト問題

    文章が確定しておらずダミーテキストで一度作ってもらう場合は、大体の文字数を決定しておくことをオススメします。

    デザイナーさんは文字数も考慮してデザイン制作しますので想定していた文字数より前後してしまうとデザインが崩れるおそれがあります。

    素材まだ揃ってない問題

    素材(ロゴ、写真、イラスト等)の用意が後からだとトンマナがズレて失敗の原因になります。
    なるべく制作開始前に共有できるようにした方がいいです。

    スタイリッシュな感じ問題

    デザインイメージの共有事例

    口頭や文章でのイメージ共有(かわいい感じ、かっこいい感じ、スタイリッシュな感じ…など)だけでなく、実際にいいなと思うデザイン事例(他社のものでOK)を1〜2点あげると確実です。

    デザインの参考サイトは(Pinterest:ピンタレスト)というサイトがオススメです。

    指示が細かすぎる問題

    細かすぎる指示はNGです。

    「フォントはこれ、色はこれ、レイアウトはこの通りでイラストはこれを使う…」など

    細かな要望を全て指示するのは逆効果になりがちです。

    ある程度プロであるデザイナーに任せてお願いした方が、良いものが出来上がる場合もあります。
    希望するイメージを大まかに共有できたら、あとはデザイナーを信じて任せてみましょう。

    全く内容が決まってない問題

    この場合はしっかり打ち合わせをして内容を決めていきましょう。

    ホームページや資料がある場合はデザイナーさんに共有することでそこから内容を抜粋して提案してもらえることもあります。(別途料金は覚悟)

    全く決まってないにしても以下の2点は最低限共有するようにしましょう。

    • 誰に何を伝えたいか?
    • どこを一番強調したいか?

    「初稿のイメージが違った!」そんな時の修正のお願いの仕方

    まず大前提、あくまでも「人」対「人」のやりとりなので優しく伝えてあげてください。

    デザイナーさんに気持ちよく作業してもらった方が、最終的に成果物もより良いものが出来上がります。

    修正をお願いする際は必ず下記のように伝えましょう。

    【修正箇所+修正意図(なぜそこを修正するのか?)】

    修正意図を伝えることで、数多く制作をしてきたプロのデザイナー目線から、より良い修正の提案を受けられるかもしれません。

    また意図が分からない修正を出していると、デザイナーからすると「何がダメなのか」読み取れず今後に活かすこともできないため、何度も同じような修正指示が必要になる場合もあります。

    なので修正意図は必ず伝えてあげましょう。
    そして修正ポイントは一度にまとめて伝えてください。

    無料で使えるオススメ修正指示ツール

    修正指示を出す際に使えるオススメのツールです。
    弊社でもよく使っています。

    デザインが出来上がった後に社内確認がある場合

    担当者である自分はOKでも、その後社内での最終確認で修正が出る場合は多々あります。

    その一番の原因は、、

    成果物しか見てないからです。

    なので、デザイナーさんとやり取りしてるチャットグループに入ってもらうなどしてデザインが出来上がるまでの過程を見てもらうようにしましょう。

    最後に

    いかがでしたでしょうか?

    今回は、デザイン依頼時の注意点や失敗しないためのポイントをご紹介させていただきました。

    項目を埋めるだけでデザイナーへの依頼メールが自動生成される「デザイン依頼書作成ツール(Excel/Googleスプレッドシート)」を配布してます。

    • 必須項目が色でわかるので、入力漏れを防ぐ
    • コピペでそのまま送れる「メール自動生成機能」付き

    下記フォームからダウンロードしてぜひご活用ください。

      デザイン依頼書テンプレート

      ご入力いただいたメールアドレス宛に、

      Excel・スプレッドシート形式のテンプレートをお送りします。